飯田圭織卒業

人気グループ「モーニング娘。」のリーダー、飯田圭織(23)の卒業ステージが30日、横浜アリーナで開かれた。「ハロー!プロジェクト」のツアー最終公演で、最後に1人で登場。1万人の大歓声に「ありがとう」と感激の涙。今後はソロ歌手として活動を続ける。これで97年9月結成時の顔ぶれはいなくなり、2月6日から新メンバー募集のオーディションを開始。“新生モー娘”が始動する。

 結成から7年半、グループをけん引してきた飯田のラストステージ。用意された会場は、98年2月にデビューイベントを行った思い出の場所「横浜アリーナ」だ。

 コンサート最後のクライマックス。1人でステージに現れると「かおりん!」の大声援とともに客席で黄色いペンライトが揺れた。参加ユニット「タンポポ」のイメージカラー。飯田がゆっくりと眺めると、今度は白いペンライトに変わった。彼女の旅立ちを、タンポポが真っ白な綿帽子となって飛んでいくことで表現したファンの心憎い演出。

 幸せいっぱいの表情で「ありがとう…」とあいさつしたが、熱いものがこみ上げ言葉が続かなかった。

 中澤裕子(31)からリーダーを継いで4年。その間に5人のメンバーを見送ったが「進行役を果たす」との思いから決して涙は見せなかった。だが、この日はどうしても止められず「きょうは最高の思い出になりました」と震える声で思いを伝えた。

 藤本美貴(19)が「最初反抗しちゃったけど、年上メンバーで最初に“美貴ちゃん”と声を掛けてくれたのは飯田さんだった」と語るなど、残された11人の後輩メンバーたちも涙声で感謝の言葉を贈った。

 「モーニング娘。」として最後に歌ったのは初アルバムに収録された「夢の中」。初めてメーンボーカルを担当した思い出のラブソングに、観客は総立ちで歓声を送った。

 これで通算10人目の卒業で、歌謡史上異例のオリジナルメンバー不在のグループになる。2月6日からは新メンバー募集のオーディションが始まり、文字通りの“新生モー娘”が誕生するが、新リーダーの矢口真里(22)は「かおりんが築き上げたものを守っていく」とキッパリ。飯田は「お願いします」と笑顔で応えた。

 ≪寂しさを希望に≫公演終了後、飯田は記者会見。ファンのペンライトの演出に「皆さんの愛情と結束力に、本当に“モーニング娘。”は愛されているんだなと実感しました」と感激の表情。7年半過ごした「モーニング娘。」を「家族、仲間、そして青春時代です」と表現。「新メンバーのオーディションもあり、これからもモーニング娘。は進化していきます。私も寂しさを希望にかえて頑張る」と誓った。

楽天繋がりということで、いやまぁファンということで載せました。卒業ライブには縁のないので生で観れる機会が半々です。5月の石川梨華の卒業ライブになるであろう公演日をFC枠で外してしまいこのままファンも卒業しちゃう勢いになりましたからね。たまにチェックするぐらいですな。