山本“KID”欠場

K―1MAXの看板スター、山本“KID”徳郁(27)が22日夜、都内で緊急会見し、土壇場で大会欠場を発表した。前日計量を欠席した山本は都内の病院で診察を受けた結果「右肩腱板周囲炎で10日間の絶対安静を要する」と無念のドクターストップがかかった。日本代表決定トーナメント1回戦で予定された元ムエタイ王者・武田幸三(32)との大一番は消滅。「主役不在」の事態にスタッフはチケット払い戻しを検討するなど23日未明まで対応に追われた。

“神の子”も“人の子”だった。「右肩が上がらない。オレも人間だわ。ケガすることもある。K―1、武田選手、ファンの方には本当に申し訳ない」。山本は神妙な表情で深々と頭を下げた。右腕は三角巾で痛々しくつるされていた。

 原因は大みそか「Dynamite!!」の魔裟斗戦。「パンチをブンブン振り回し過ぎて、試合後は腕が上がらない状態だった。肩が悲鳴を上げていた。1〜2週間で治ると思ったが、一向によくならなかった。でもテンションは年末のまま保っていたし、ギリギリまで治療して武田選手と戦いたかった」。死闘の代償を右肩に負った。山本は20日夜にK―1谷川イベントプロデューサーに事情説明したが、強行出場を覚悟して爆弾の存在を公表していなかった。

 医師は「出場して腱が切れた場合、手術して、半年以上のリハビリが必要」と宣告。魔裟斗戦では金的攻撃で地獄の苦しみを味わいながらも驚異的な精神力で戦い抜いた山本だったが「右腕は自分の武器。左腕だけで戦うのは自分に納得いかない」と白旗を揚げた。

 谷川氏は「残念だが、必ずベストの状態で武田選手と再戦を組みたい。5・4で復帰できれば」と表明。山本は「すぐ動けるようになれば出たい」と手術をせずに早期復帰を目指す。“格闘技の神”は走り続けたカリスマに休息の日々を与えた。デイリースポーツ]

山本“KID”徳郁の欠場は痛いなぁ〜 MAXはK―1の中で一番熱いですからねぇ。小橋さん、よく言った!GHCが一番輝いてますよ。ノアには統一戦だけは避けてもらいたいです。